書名が示す通り,医学という営みが,その臨床の現場のみならず,研究においても,いかに「いわゆる科学」からかけはなれているのかを具体的な事例を折り込みつつ論じている.曰く、
「医学の進歩の底流に流れるのは,科学的で冷静な判断ではなく,非常に人間的ともいえるもの」
[ibid. p.94]
出版年はいささか古いが、医学の裏事情(現状)を知るには格好の良書だろう。
だが本のタイトルから,「科学哲学的な議論もなされているのでは」という密かな期待を抱いて手にとった私としては,もの足りない内容だった.
ひっそり・こっそり・ほそぼそと…
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書名が示す通り,医学という営みが,その臨床の現場のみならず,研究においても,いかに「いわゆる科学」からかけはなれているのかを具体的な事例を折り込みつつ論じている.曰く、
「医学の進歩の底流に流れるのは,科学的で冷静な判断ではなく,非常に人間的ともいえるもの」
[ibid. p.94]
出版年はいささか古いが、医学の裏事情(現状)を知るには格好の良書だろう。
だが本のタイトルから,「科学哲学的な議論もなされているのでは」という密かな期待を抱いて手にとった私としては,もの足りない内容だった.
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